INTERVIEW
代表インタビュー

我々が探すのは
「できない理由」ではなく
「できる方法」

お客様がお客様を呼んでくれる

当社は、建設現場で使用される“建材”に特化した物流企業として、30年以上の歴史があります。
物流事業のトラック運送事業者だけでも62,068社(国土交通省自動車局貨物課調べ)おり、他社と同じことをしていては生き残れない厳しい世界です。
当社は中小企業なので、本来であれば大手企業様と直接取引することは難しいのですが、そのような状況でも大手企業様と直接取引ができていることは、当社にとって大きな強みとなっています。
我々がそのチャンスを掴み取れたのはシンプルですが『誠心誠意やること』を徹底してきたからだと考えています。
頂いたお仕事のひとつひとつに誠心誠意向き合うことが信用・信頼を得ることに繋がり、お客様がお客様を紹介してくださるようになりました。
信用・信頼出来ない企業を自らの関係各社に紹介しようとはならないので、紹介したいと思って頂けるような企業であり続けるために、『誠心誠意』を経営の原点とすることが大切だと考えています。

“NO”と言わないために知恵を絞り工夫を凝らす

『誠心誠意』を経営の原点とするには、役員から一般社員まで全員に浸透するような人材育成が必要です。

当社の経営方針
『NOと言わないことに誇りをもち
誠心誠意お客様に物流サービスを提供する会社を目指す』

この中の“NOと言わない”は、決して不可能を可能にするということではなく、知恵を絞り工夫を凝らしてできる方法を探って提案していくということです。
もちろん難しい要望を頂くこともありますが、他社がNOと言った仕事に我々も同じようにNOを出していたのでは、今のようなポジションにはいられなかったと思います。

「現場のことを一番理解しているのは私だと思っています(笑)」

できない理由を探して言い訳をするのは非常に楽ですが、納品の時間をずらしたらどうか?御見積を少し上げたらどうか?など常にできる方法を探すことを諦めません。
社員にも法律と道徳に反すること以外は(一般常識の範疇で)、なんでもやりなさいと伝えていますし、何より私自身も決してNOとは言いません。
当社の役員は、全員トラックを運転できますし現場をよく知っており、指示を出す人間が現場のことを知らないでは、何も始まりませんからね。
私も昔はトラックに乗って現場に行っていましたし、未だに現場のことを一番理解しているのは私だと思っています(笑)。

大切なのは『人間力』

会社を経営するうえで一番やってはいけないことは『会社を潰すこと』です。
お客様はもちろん社員や協力業者・金融機関など、あらゆるところに迷惑をかけてしまうことになります。
12年前、私が社長を引き継いだSHOEIは、企業として非常に厳しい状態で、周囲の人達は私が経営を引き継ぐことを諫めました。
金融機関も「もうあの会社はダメだろう」と思っていたはずです(笑)そんな時に読んだリーダーシップに関する書籍に『人徳』が全てだとありました。
『人徳』とは何かを考え『いい人』であること、周囲の人が助けてあげたいと思うような人間でなければ何事も続かないのだと気づきました。
会社を存続させることで一生懸命働いてくれている、社員の将来の幸せにも繋げられるのです。
会社を続けるためには『人間力』がないといけない『人間力』を養うためにも社員の皆には私生活でも言い訳を探して諦めるのではなく、“YES”と言える方法を探って生きていって欲しいと思っています。

誰もやっていないからこそ“強み”になる

当社が目指していることは、お客様に「SHOEIに相談したら大丈夫」と思っていただける存在になることです。
例えば、海外製品であれば輸入・通関・ドレージ・倉庫保管・ピッキング梱包・加工・現場への個配・共同配送というたくさんの工程がありますが、最終的にはそれら全てをSHOEIで対応できるようになりたいと考えています。
一元化することでコストだけでなく、世界的な取り組みであるCO2削減にも繋がり、何よりお客様が複数の業者に依頼する手間が省けます。
建設現場は非常に流動的なので一元化は簡単なことではありませんが、それでも当社では既に部分的に実施し始めています。
他社がやっていないからこそ、部分的にでもできることがSHOEIの強みであり、最終的にはお客様からお電話を一本頂いたら全てのオーダーが完了する、そんなトータル物流を目指していきたいと思っています。